今日ご紹介する本は『ねこはるすばん』です!
まさに「ねことえほんと」という名前のこのブログで紹介するにふさわしい1冊です。
Amazon絵本部門1位(2020.10.6)を取られていて、この本も非常に人気の本です。
では、このねこはどんなるすばんをしたのでしょうか?見ていきましょう。
基本情報
・作者:町田 尚子
・対象年齢:4・5歳から猫好きの大人まで
・ページ数:32ページ
・読み聞かせ時間:2分程度
『ねこはるすばん』の内容・あらすじ
この本は、ねこがるすばんをするお話です。もちろん、それだけでは何も伝わりませんので、もう少し詳しく説明していきます。
猫を飼っている方は1度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。「わたしらが(俺ら、僕ら、うちら)が外出しているとき、うちの子(猫)って1人で何してるんやろ(だろ)?」と。ずっと寝てんのかな? それともずっといたずらしたり、遊んだりしてんのかな? ずっとひましてんのかな?
そんな疑問の答えを形にしたのがこの本です。この本は、ねこがるすばんの間に何をしているのかをのぞきみる、そんな本です。
では、ねこはるすばん中、何をしているんでしょう?
ねこは秘密の入口(出口?)から別世界へとするりと移動します。そして、あれやこれやといろんなことをします。(全部は言えませんが、本屋に行ったりバッティングセンターに行ったり。)そして、あんなことやこんなことをして、家の人が帰って来るのに間に合うように、家に帰ってくるのです。
つまり、ねこのるすばんって私たちが思った以上に忙しいんです。そんなねこの日常を描いた作品です。
この絵本のいいとこ
猫がかわいい!
まずは、なんと言っても主役の猫がとってもかわいい!かわいいといっても、アニメ的なかわいさではなく、リアルなかわいさ。と、いっても内容的にはリアルな内容ではなく、二足歩行とかしちゃってるんですが、それでも何となくリアルさを感じてしまうのが町田尚子さんの絵の魅力的なところだと思います。リアルと非リアルの狭間の猫たち。そんな猫の姿を堪能できます。次はどこへ行ってどんなことをして、どんな表情をするんだろう。そんなことを考えながらページをめくるのが楽しくなる作品です。
文字数が少ない。
この本言葉の数が少ないのが大きな特徴です。だいたい1ページに10文字程度。とっても少ない。なので、読み聞かせをするのもとても楽なんです。そうかといってストーリーがないわけではなく、先に書いたように、きちんとお話があります。言葉が少ない分、絵が物語をつくってくれる、そんな本だと思います。毎日何度も読み聞かせをするお母さんやお父さんにとって文字が少なくて面白い絵本っていいなと思いますよね。
うちの猫ににている!
余談なんですが、この主役の猫というのがうちの猫にとってもにてるんです!まあ、みなさんにはどうでもいいことかもしれませんが。とはいえ、やはり、自分の身近なものににている人や猫や犬なんかが登場している絵本ってやっぱり親近感がわいてきますよね。
うちの猫は「ろく」という名前なので、この絵本を読むときは「ねこ」という言葉のところをすべて「ろくちゃん」と置き換えて読んだりしています。そうすると、さらに絵本が自分たちに身近なものに思えてきます。うちのために書いてくれたんじゃないかと、勝手に思い込んだりしています。
まとめ
まとめとしては、とにかくこの本に出てくる猫がうちの猫に似ていてかわいい!というわけではなく、普通にかわいい本になっています。猫がすきな人はもちろん、猫がすきではない人も楽しめる本ではないかと思います。この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ猫のるすばん中の世界をのぞいてみてください。では、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。