今回ご紹介する絵本は『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』です。
人気作『パンどろぼう』の続編です。
あの“パンどろぼう”ににせものが!?しかも直接対決!?
その勝敗はいかに?
さっそくご紹介します!
基本情報
・作者:柴田 ケイコ
・対象年齢:記載なし
(うちの子は3歳〜)
・ページ数:32ページ
絵本の内容・あらすじ
すっかり改心したパンどろぼうはパン作りに精を出しています。
その日もいつものようにパンどろぼうのパンは大盛況。ただ…
ただ、自信作のぶどうパンが一向に売れません。
気になって見にいってみると、そこにあるはずのぶどうパンがすっかりなくなっているではありませんか!
パンどろぼうがまんまとパンを盗まれてしまったのです。
怒った(元)パンどろぼうはパンどろぼう探しを決行。
すばしっこい犯人に秘策を講じ、犯人を追いつめます。
そして、相たいした2人のパンどろぼう!
2人の行く末はどうなったのか?結末はご自身の目で見届けてください。
この絵本のいいとこ
やっぱり話が面白い
パンどろぼうがパンをどろぼうされる。というこれだけでも面白い感じがしますよね。
今回の見所は、(元)パンどろぼうと(新)パンどろぼうとの攻防です。
(元)パンどろぼうの秘策。これは書きませんが、これが必見です!パンどろぼうならではのパンでパンをめぐる楽しく激しい戦いをご覧ください。
勝負のあとは…
戦いのあとは、ノーサイドです。勝ち負けなんかはありません。悪かったら誤って反省し、次へと進んでいく。『パンどろぼう』の王道パターンです。新旧のパンどろぼうはまた新たな目標を目指してがんばり始めます。
けんかをしても、悪いことをしたとしても、謝って、反省して、次へと繋げていく、プラスに転換していく。まさに、人生の教えを凝縮したかのようなそんなどしんとしたストーリーがこの絵本の人気の1つなのだと思います。
やっぱり絵がユニーク
『パンどろぼう』に続きやっぱり今回も絵がユニークです。
私が柴田さんの絵が好きだということもありますが、本当になんというかゆるい感じで、とてもいいんです。
特にパンどろぼうの表情がいいんですよね。
パンに覆われていながらも、びっくりした表情や、怒った表情、などの喜怒哀楽が豊かに表現されています。そのパンどろぼうの表情を見ているだけでも面白いなあと毎度思ってしまう作品です。
そんな魅力的なキャラクターだからこそ、いろいろなグッズが発売されては売り切れたりするんでしょうね。
まとめ
『パンどろぼう』シリーズ第2弾の『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』を見てきました。
今のところ(2022年7月現在)シリーズは第3弾まで出ています。第3弾もまた面白い作品ですので、そちらもご覧いただければと思います。その前に、興味を持たれた方はぜひ、まずはこちらの作品から読んでみてください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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