今回ご紹介する絵本は『ねずみくんのチョッキ』です。
1974年に出版されたこの絵本は2021年には第207刷の超人気絵本です。
ちなみに私も子どもの頃読んだ記憶がありました。(内容は覚えていませんでしたが)
久しぶりに私も読みたくなって購入した絵本です。
みなさんの中にも子どもの頃にこの絵本を読んだことがあるという方は多いのではないでしょうか。
読んだ記憶はあるけど、忘れたーという方はぜひ、この記事を読んで思い出してみてください。
基本情報
・作:なかえよしを
・絵:上野 紀子
・対象年齢:3・4・5歳
・ページ数:32ページ
・読み聞かせ時間:2分程度
『ねずみくんのチョッキ』の内容・あらすじ
ねずみくんのおかあさんがねずみくんに、“ねずみくんにぴったりのチョッキ”をあんでくれました。
「ぼくのチョッキ ぴったり にあうでしょ」
ねずみくんはちょっぴり自慢げです。
そんなすてきなチョッキを見て、アヒルがちょっと着させてよと近づいてきます。
優しいねずみくんはアヒルにかしてあげることにします。
そうしていると、今度はサルが、そしてアシカ→ライオン→ウマ→ゾウと、
いろんな動物が次々とねずみくんのチョッキをかりにきます。
ねずみくんのチョッキはねずみくんにぴったりのサイズです。ゾウが着ることなんてできるんでしょうか?
着れたかどうかは本で確認してみてください。
この絵本のいいとこ
ねずみくんのチョッキ
そのまんまですが、見どころはねずみくんのチョッキです。
ねずみくんにぴったりのはずの赤いチョッキ。
そのチョッキがどうなっていくのか?
ゾウが着るってどういうこと?着たらどうなるの?そもそも着れるの?
百聞は一見にしかず。
絵を見れば、一目瞭然。
笑えます。ぜひどうぞ。
動物たちの変な表情がいい
ねずみくんをはじめとした動物たちの表情がとてもいいです。
特にチョッキを借りた動物たちの変な顔が笑えます。ふふふっと。じわっとくる感じです。
また公式サイトによると、この絵本は鉛筆で描かれているそうです。
鉛筆特有の柔らかい線が、この作品のほがらかなやさしい雰囲気を作り出しているように思います。
まとめ
何十年ぶりに買って読んでみたときは、全然覚えていなかったけど、面白い絵本だったんだなーと思いました。
昔読んでいたときのことはもちろん覚えていませんが、今読んでもそんなに時代を感じたり、古びた感じがしない面白さがあるように思います。普遍的とはまでいかないかもしれませんが、読みつがれている絵本には時代を超えた面白さがあると思います。だから、何十年ぶりに私が読んでも面白いし、うちの3歳の子どもが読んでも面白い。新しい絵本もいいですが、古い絵本もやっぱりいいなと思いました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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