『まいごのたまご』はだれのたまご?

今回ご紹介する絵本は 『まいごのたまご』です。

外国の絵本ですが、とてもわかりやすい内容です。
絵もかわいくて恐竜好きには楽しい1冊になっています。

では、内容を見てみましょう。

基本情報

・作者:アレックス・ラティマー
・訳:聞かせ屋。けいたろう
・対象年齢:3〜5歳
・ページ数:32ページ
・読み聞かせ時間:4分程度

目次

『まいごのたまご』の内容・あらすじ

むかしむかしのおおむかし。山の上からたまごが落ちてきました。

落ちたたまごは転がって、恐竜たちの足元へ。

まいごのたまごは自分がだれのたまごかを知るためにいろんな恐竜たちと出会います。

恐竜たちは、中の見えないたまごに質問します。

「きみにツンツンはあるかい?」
「あなたのくびはながいのかい?」
「あんたにつのはあるのかい?」

でも、たまごの中身はどの恐竜とも違います。
自分がだれのたまごか不安になったたまごはついに泣き出してしまいます。(たまごの中で)

と、そのとき、大きな夕日がたまごを照らし、たまごの中身が映し出されます。

「わかった!わかった!きみのかぞくがわかったよ!」

恐竜たちは口をそろえてそう言うと、みんなでたまごを運んであげることにします。

そして、その先にいた恐竜とは…。続きは絵本で。

この絵本のいいとこ

カラフルでかわいい恐竜たち

この絵本にはいろいろな恐竜が出てきますが、ツルンとしていてかわいく描かれています。
そしてどの恐竜も基本的に1つの色で描かれていて、みんながそろうととてもカラフルです。

カラフルなのは恐竜だけでなく、草木や大地、そして虫たちも色鮮やかで、どのページも恐竜のポスターのような感じがします。

それと、本編とは関係ないんですが、表紙の裏にたくさんの恐竜が描かれています。その恐竜たちもカラフルなので、それを見ているだけでも何となく楽しくなります。リアルさはないですが、恐竜好きの子だけでなく、特に恐竜が好きではないお子さんでも楽しめる絵本だと思います。

わかりやすい物語

この話は上にも書きましたが、まいごのたまごが自分の親を探すというとてもシンプルなお話です。

シンプルな上にハッピーエンディングなので、とてもわかりやすくていいなと思います。いろいろ複雑だったり、趣向を凝らした絵本もいいですが、シンプルにいい話が描けるのも絵本ならではの魅力かなと思います。

まとめ

とりあえず、恐竜好きの子にはおすすめの本です。「3歳〜」とありますが、内容がわかりやすいので2歳ぐらいからでも十分楽しめると思います。うちの子も2歳ぐらいから読んでいました。

ただ、Amazonのレビューなどを見ていると、「紙の質がいまいち」というコメントをよく見かけました。確かに、紙は薄いです。ツルツルでペラペラです。破れやすいという感じはしませんが、絵本は割と厚めの紙が使われているので、違和感を感じる人もいらっしゃるかもしれません。

ちなみに私はあまり気になりませんでした。絵のツルッとした感じとあっているような気がして、まあこれはこれでいいかなという感じがしています。ただ、気になる方は書店や図書館などで確認してから買うことをおすすめします。紙の質感って、読み聞かせでページをめくるときなどに気になったりしますもんね。

では、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

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