今回ご紹介する絵本は『いない いない ばあ』です。
NHKの「いないいないばあ」とは関係ありません。
初版を見てみると1967年となっています。めちゃくちゃ古い!
1981年に改版となっていますが、そこから2006年までで139刷!
現在ではその数は一体どこまでいっているんでしょう?
ちなみに出版社のサイトを見ると、現在の発行部数は720万部を超えているそうです!(2022年6月現在)
恐るべき売れっ子絵本!「いない いない」と言いながらこの絵本は、日本中どこにでもいる気がします。
と、とにかく昔からずっと読みつがれている名作。ご紹介していきます。
基本情報
・作:松谷 みよ子
・絵:瀬川 康男
・対象年齢:0・1歳〜
・読み聞かせ時間:50秒程度
『いない いない ばあ』の内容・あらすじ
本の内容はとってもシンプル!
動物たちが「いない いない ばあ」をしてくれます。
語りかけてくれるような優しい言葉たちがとても印象的です。
また、絵もふわふわっとした感じでこちらも優しい感じです。
この絵本のいいとこ
シンプルイズベスト
赤ちゃん用の絵本というのは、擬音語や擬態語のようなものを使ったものが多いように思いますが、この絵本はしっかりとした言葉を使って書かれています。もちろん「いない いない ばあ」ですが、ページによって、少しずつ変化を加えて、子どもたちが飽きないように工夫がされています。
でも、やってることはただ1つ!
「いない いない ばあ」
それ以上でもそれ以下でもない。でも、それがずっと売れづつけている、読み続けられているということは、そのシンプルさというものが何かしら普遍的なものをもっているからなのかなと思います。
まあ、かわいい動物たちが笑顔で、「いない いない ばあ」ってしてたら、単純に楽しいですけどね。
また、絵も古い感じなんてまったくないですし。古くからある絵本だと言われても、あまりそんな感じがしない。そういうところも、世代や時代を超えて読まれている理由の1つなのかもしれません。
「いない いない ばあ」を覚えることができる
なんといっても、ずっと「いない いない ばあ」をし続けているわけですから、それを読み聞かされている赤ちゃんはいつの間にか、「いない いない ばあ」がどういうもので、「いない いない ばあ」をどうやってやればいいのかがわかるようになるはずです。
考えてみれば、「いない いない ばあ」なんて誰にならうわけでもなくいつの間にかやっていた気がしますよね。でもそれはもしかすると、私もこれを見て「いない いない ばあ」を覚えたのかもしれませんし、これを読んでいるあなたもそうかもしれません。「いない いない ばあ」のハウツー本!といっては過言でしょうか。
もちろん、NHKの「いないいないばあ」のワンワンも「いない いない ばあ」の普及に大きく貢献していると思いますが。
まとめ
というわけで、『いない いない ばあ』をご紹介しました。
シンプルでわかりやすく、また、リズムもよくて「ばあ!」のところで子どもと一緒に楽しめる、幼児期にふさわしい1冊だと思います。
子どものファーストブックにするかどうかはひとそれぞれですが、初期の段階で読むのにはとてもいい絵本だと思います。お知り合いにお子様ができたときに送ってあげるといい作品かもしれません。
もし、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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