今日ご紹介する絵本は『パンどろぼう』です。
この作品はたくさんの賞を受賞されている非常に人気のある作品です。
関連グッズも人気で、書店でのフェアやイベントなどもよく行われているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。シリーズの原点ともいうべき第1作目。さっそくどんな絵本かご紹介していきます。
基本情報
・作者:柴田 ケイコ
・対象年齢:3・4・5歳〜
・ページ数:32ページ
『パンどろぼう』の内容・あらすじ
さて、みなさんパンは好きですか? 私は好きです。そして、この本の主人公の「パンどろぼう」もとにかくパンが大好きなのです。パンが好きで、好きで、好きで、大好きで、ついやってしまうのです。どろぼうを…。そうパンどろぼうを、サササッと…。
そんな主人公の「パンどろぼう」がいつものように、とあるパン屋さんにサササッとどろぼうに入ります。そして華麗な擬態でいつものようにまんまとパンを盗み出し、ニヤニヤしながら家に帰って、盗んだパンを口にした…そのあとからこの物語は大きく動き始めます。
すべては書きませんが、「パンどろぼう」は「パンどろぼう」としての新たな目標を見つけることになり、それに向かって努力し始めます。そして、その結果…。この物語はセカンドライフ的な、人生はやり直せるんだ的なお話となっています。
この絵本のいいとこ
シンプルに話がおもしろい。
この本、とにかく話が面白いんです。あらすじは上に書きましたが、あらすじでは伝えきれない面白さがこの本にはあります。うちの子もとても面白がって読んでいましたが、それよりも、親の私の方がはまってしまいました。そして、ただ、面白いだけではなく、きちんと子どもにどろぼうが悪いということや、がんばることは大切なこと、というような教訓もきちっと物語に織り込まれています。ただ笑えるだけの話ではないところが人気の理由なのかもしれません。ただ、私としてはそんな教訓めいたところよりも、単純に笑えて面白い!ただただ、それがいいんです。
絵がユニーク。
この本、絵もとても“ユニーク”です。“かわいい”や“面白い”などたくさんいろんな形容詞をあげることができるのですが、とにかく“ユニーク”が1番ぴったりな気がします。
もちろん絵は人により子どもにより好みがわかれるところだと思います。絵本にとって、絵はとっても重要、いやそもそも絵があってこその絵本ですので、試し読みできるサイトや書店でページをめくってみて、自分や子どもの好みに合うと思ったら、ぜひこの本を手にとってみてください。ただ、私の好みです。この絵。
グッズがいっぱい。
この『パンどろぼう』、売れているのは本だけではありません。パンどろぼうに関するグッズがこれまた売れているのです。確かに、この本を好きになると、ほしくなっちゃうんですよね、あの「パンどろぼう」のぬいぐるみ。というわけで、うちにも一体サササッとパンどろぼうがひそんでいます。ただ、脱着式のぬいぐるみがあるのですが、それが非常に人気で、公式ではなかなか買えず、高値で転売されているんです。ほしいんですがね…。ちなみに新しくクッションまで販売されるそうです。
まとめ
というわけで、絵本の『パンどろぼう』を紹介しました。とにかく面白い。なので、続編が出ると知ったときはかなり楽しみみしたものでした。続編の『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』の記事もよかったら読んでみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。もし、この記事を読んで興味を持たれた方はぜひ『パンどろぼう』の世界へ入ってみてください。